「今日は疲れているからニンニク料理を食べよう!」というように、スタミナをつけたり、体力を回復するために、ニンニクを摂取しようとすることは、日常において珍しいことではないと思います。よく知られているニンニクのはたらきは、体力増強や疲労回復ですが、学術的には実に幅広いはたらきが期待できると言われています。
たとえば、抗菌作用や循環器障害の予防、老化を防いだりすることも、ニンニクのはたらきの一部として報告されています。
このようなニンニクのはたらきは、ニンニクに含まれる様々な成分によるもので、多岐にわたります。ただし、ニンニクの成分は、切ったり火を通したりすることで種類や含有量が変化します。生のニンニクを調理することで初めて生まれるはたらきも少なくありません。忙しくて疲れやすかったり、一晩寝ても体の疲れがとれない、という方には、ニンニクを料理に使って、その力を借りるのも1つの手かもしれません。特に、風邪を引きやすいこの時期には予防も含めて利用したい食材の1つですね。
永田かおり先生
船本 恵子先生
森 由美子先生
永田 かおり ベーキングコーディネーター 東京都出身
レッスンスタートです!!今日の主役、ニンニクをスライスします。まずはソースの下準備をしていきます。たまねぎはみじん切りに、マッシュルームは六等分に切って下さい。 | ソースの下準備の傍ら、ガスコンロで鮭に火を通します。こんがりと色よく焼き上げられた鮭はそれだけで美味しくいただけそうですが、この鮭の出番はまだまだこれから。 | バターを溶かしたフライパンで、刻んだ玉ねぎ、マッシュルームを炒め、生クリームを注ぎ、ベースとなるソースをなめらかに仕上げます。ごはんも炒めて準備しておきましょう。 | ほぐした鮭、炒めたごはん、こんがり焼き上げた鮭といったフィリングが揃いました。 |
パイ生地をのばして、フィリングを包む準備をはじめます。教室ではフードプロセッサーを使った簡単なパイ生地の作り方もご紹介いたしましたが、冷凍のパイ生地を使用してもかまいません。 | パイ生地の上に、炒めたごはん、焼き上げた鮭、マッシュルームのソース、茹でたまごといったフィリングを次々と乗せてゆきます。どんどん高く積み上げていきます。 | 火が通ったフィリングを乗せ終わったら、スライスしておいた生のニンニクをゆで卵の上に置きます。生のままのニンニクを、パイ生地の中で火を通すことで、ニンニクの香りは封じ込められて、風味豊かに変化します。 | イタリアンパセリを加え、もう一枚のパイ生地を上から被せるように包み、フチを押さえて密封、上面に切れ目をいれて焼き上げます。 |
焼き上がったパイを切り分けるとこんな美しい切り口に!赤、黄、緑と美しいイタリアントリコロールの完成です。 | 湧永製薬の方からニンニクのさまざまな効用を聞かせていただきながら試食がスタート。湧永製薬さんのニンニクにかける想いを伺いながら食べると、さらに身体に染み渡るような気持ちになります。 |
船本 恵子 パン講師 群馬県出身
今日のメインディッシュはアンチョビガーリックピザ。今回作るピザ生地はなんと白玉粉を加えます!!白玉粉を入れるともちもちふわふわの生地に仕上がります。 | それではピザ生地から作っていきましょう。白玉粉はぬるま湯で溶いておき、その他の材料はボールに計量をして下さい。ボールの中のイーストをめがけて、溶いた白玉粉を入れます。 | 生地がひとまとまりになるまで良く捏ねます。ダマがなくなってきたらオリーブオイルを生地に混ぜてなじませます。 | 生地の表面がつるんとしたら、丸めなおして、閉じ目を下にしてボウルに戻しラップをして一次発酵させます。 |
ピザ生地の一次発酵中にソースの用意をします。トマトソース、刻んだアンチョビ、ケッパー、ニンニクのすりおろし、ハーブ、オリーブオイルを混ぜ合わせて出来上がり!! | ピザ生地が1.5倍ぐらいに膨らめば一次発酵終了です。フィンガーテストを行い、ガス抜きをして、軽く丸めなおします。 | いよいよピザの成形です。周囲からソースがこぼれないように、フチを少し高くしながら、丸く形をととのえてゆきます。形が整ったら、二次発酵に移ります。 | 二次発酵が終了したら、フォークで穴を空けてオリーブオイルを塗り、ピザソースを塗ります。トッピングをいろどりよく乗せて、あとはオーブンで焼き上げるだけ。 |
焼き上がったピザはピザカッターで等分にカットします。大きなピザを、自分でカットする瞬間が楽しめるのも、自家製ならではの醍醐味ですね。 | 最後はお楽しみの試食タイム。もちもちふわふわの自家製のピザ生地とニンニクをふんだんに使ったソースの相性抜群です!! |
森 由美子 アンチエイジングフレンチ研究家 東京都出身
最初に、本日のレシピの説明からスタートです。 | 今日の主役、ニンニクはまるごと使います。蒸し器に水洗いしたニンニクをまるごとセットして、10分程蒸します。 | ニンニクを蒸している間に、鶏むね肉の下準備をはじめます。こちらにもニンニクをたっぷり使ったマスタードペーストを塗り、こんがりとオーブンで焼き上げます。 |
まるごと蒸し上がったニンニクは半分にカットし、つけあわせとして使います。 | プチトマトもニンニクもひとつひとつ丁寧に下味をつけて、再度オーブンで火をいれます。 | 鶏むね肉はそぎ切りにして、美しく扇状にドレッセ。ニンニクもまるごと贅沢に添えます。 |
プチトマトも盛り付け、鮮やかな赤いソースとハーブで彩りを添えれば完成です。 | それでは、試食タイムです。まるごと蒸したニンニクはホクホクしていて、いつもと違う食感に感激!! | 湧永製薬の方からニンニクの効用についての説明を聞きながら、美味しいニンニク料理を食べてレッスン終了。 |