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最終更新日:2022/1/29

Table de N(東京都文京区)

東京都文京区のフランス家庭料理とテーブルコーディネートサロン

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Plaisir de Recevoir フランス流 シンプルで心地よい暮らし

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この夏パリで
2023/9/9 12:49 UP

実は私自身はパリには住んだことがありません。私が住んだことがあるのは、ワインで有名なブルゴーニュのディジョンと、コンテチーズで有名なフランシュ・コンテのブザンソン。(だから今もブルゴーニュワインとコンテチーズは大好き) 地方都市に住んでいたとき、周りの人は「パリは疲れる。やっぱり地元が良い」とよく言っていました。 確かに、地方はパリほど治安に気をつけなくていいし、乗り物が混むこともそほとんどないし、のんびりしています。だからたまにパリに遊びに行くと「わ〜人が多い」とか「混んでる〜」なんて思ったものです。東京のことは完全に棚に上げて。 さてコロナ禍の昨年の夏休みもフランスに来ましたが、今年はパリは平常運転に戻ったと実感しました。 観光客の多さもありますが、街全体がなんだか忙しそう。 カフェのテラスに座ってのんびり、というのは憧れだけど、実際は大きなサイレンを鳴らしながらスピードを出して通る救急車や、大きな音を立てて走るスクーターとその排気ガスを無視して自分に集中するマインドフルネスの達人じゃないと無理かも、です。女友達とおしゃべりに夢中であれば、大丈夫かな。 それでもパリは美しい。ふと立ち止まった通りや、見学しきれない多くの美術館や博物館と歴史的建造物。何日パリに滞在しようと毎回感じることがあります。たくさんの素敵な本がある大きな書店や図書館に行ったとき、そのぜいたくさと空間にうっとりしつつ、それを全て見ることはできないという焦りを感じることはありませんか?私はパリにいるといつもそんな気持ちになります。 私はホテルに泊まると疲れます。どんなに良いホテルで、そこがその街で唯一自分がリラックスできる場所であっても、やっぱり休まらない。 でも友達のアパートに泊まらせてもらう時は(床に薄いマットレスでも)落ち着きます。足を地につけている感じがするからかなあ。 だから、私は嬉しいのです。パリに子供たちの巣ができて、彼らがゆっくり羽根を休められる場所があることが。 そして私もゆっくり羽根を休めようと、彼らのソファーを狙ってます。 にほんブログ村 にほんブログ村 人気ブログランキング ________ A propos de mon livre  _________フランスから学んだ、暮らしの工夫と楽しみ方を綴っています。

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先生情報
ペレ信子
ペレ信子
食空間コーディネーター、フランス語翻訳者   東京都出身

フランス企業勤務、フランス語翻訳者を経て、フランス料理とテーブルコーディネートを学ぶ。
自宅教室の他、テーブルコーディネートスクール講師、店舗ディスプレイ、レシピ提供などする傍ら、フランス語翻訳も。
著書「フランス流しまつで温かい暮らし」(講談社)2016年9月出版


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