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最終更新日:2023/11/4

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薬膳料理教室 福岡 国際中医師 オリーブオイルソムリエの吉田明暉代のブログ

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七草粥
2024/1/7 8:13 UP

七草粥をいただく今日は、人日の節句。


人日は桃の節句ともいわれる上巳(じょうし)の節句や端午の節句と並ぶ「五節句」の一つであり、年を新たにしてから初めて迎える節句です。


中国には1月7日の「人日(じんじつ)」に7種の若菜を吸い物にして食し、邪気を払うという風習があり、この風習と、平安時代、初子(はつね、新年最初の子の日)に、野に出て若松を引いたり若菜を摘んだりして遊ぶ貴族の風習と、7種あるいは12種の若菜を天皇に供する「供若菜(わかなをくうず)の儀」が、宮中で七草を食べる行事となり、結びついて七草の風習の原型となったともいわれるそうです。
 






古くは、中国同様に七草を、熱い吸い物に仕立てていたが、室町時代あたりからお粥に入れて食べるように変わっていったそうです。


今では、スーパーマーケットの野菜売り場に七草が並び始め、正式には1月7日の朝に、無病息災を願って食べるものですが、





 
実際には、早朝に作るのではなく、前日6日の夜から7日の朝にかけて、一刻(約2時間)ごとに七草を1種類ずつたたき、細かくしていくのが正式な作り方ともいわれるとか。


酉の刻(17時~19時ごろ)から順に、酉・戌・亥・子・丑・寅・卯のそれぞれの刻に1種類ずつたたき、辰の刻(7時~9時ごろ)から煮て食べるということだそうです。すごいですよね。
 
また、七草を刻むときに、色々唱える地域もあるそうです。


七草が、日本全土に今生えてきているかと言うと疑問ですが、節句を祝い、お正月の胃の疲れを取り、胃腸をいたわり、温かいお粥を家族でいただくのは素敵なことだと思います。


春の七草、秋の七草は、受験でも覚えるものですから、毎年食べながら言っていたら、身につきますよね。


我が家は、薬膳を始めたからではなく、私が小さな時からの風習で、当たり前のように無病息災を祈り、娘にもしてきました。


今それが色々紐解かれている感覚です。


日本の文化を知って生活することを、まだまだ楽しみたいです。


皆様も、お粥いただきましたか?









 

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先生情報
吉田明暉代
吉田明暉代
国際中医師   埼玉県出身

資格・国際中医師 国際中医薬膳管理師 オリーブオイルソムリエ、だしソムリエ認定講師 日本ワインソムリエ協会所属 チーズオブコムラート
製パンマイスター所持など。 薬膳資格取得後、東方薬膳学院調理実習講師を勤めながら、自宅、博多阪急さん、ヒューマンアカデミー、東京、キッチンパラダイスさん他などで薬膳座学と料理教室を開催。薬膳資格講座も開講。そのほか、医者、シェフとコラボしてセミナー開催。



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