薬膳&郷土料理|心身を整えるセルフケア「養生ごはん」|自分らしく生きたい人を応援します♪
肌寒くなって、風邪なども流行する季節です。こんな時こそ、身体の内側から免疫力を高めて、風邪予防をしていきたいですね。 今回ご紹介するのは、以前韓国で食べて大好きになった、韓国のかぼちゃ粥(ホバクジュ)。甘くてトロトロの仕上がりで、おやつにもなる一品です。 今回の記事ではかぼちゃ粥の効能と、米粉で作るかぼちゃ粥のレシピを紹介しますね(ミキサー無しでの作り方もお伝えします)。 〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ ↑ 無料メールマガジン(週1~2回配信)をお届けしています。ご希望の方はこちらからご登録ください。 韓国かぼちゃ粥の薬膳的効能と栄養成分 薬膳ではかぼちゃは「気を補う」働きがあり、身体を温めて疲労回復に役立つ食材といわれています。 また、かぼちゃにはβカロテンをはじめ、ビタミンCやビタミンE、カリウムなどのさまざまな栄養が含まれています。 古くから「冬至にぼちゃを食べると風邪をひかない」といわれていますが、薬膳の効能や栄養の面からみても、とても理にかなっているといえそうです。 韓国かぼちゃ粥は、かぼちゃをたっぷり使っています。子どもにも食べやすい味で、家族の風邪予防にもぴったりです。 韓国のかぼちゃ粥、現地ではいつ食べる? 韓国のかぼちゃ粥は、現地では「ホバクジュ」「ホバクチュク」と呼ばれています。 なめらかな舌触りで素朴な甘味があるかぼちゃ粥は、現地でも人気があるお粥のひとつ。 飲食店などでは食事としてだけでなく、デザートに登場することもあります。産後や病後の回復期などにもよく食べられているそうです。 米粉で作る「韓国かぼちゃ粥」のレシピ 韓国のかぼちゃ粥には、ツブツブ感があるものから滑らかなペースト状になったものまで、いろいろなタイプがあります。 材料についても、お米を使ったものや、米粉や白玉粉を使うものなどさまざまです。 ここでは、気軽に作れるように、米粉を使った韓国かぼちゃ粥のレシピを紹介しますね。 <材料> 2~3人分 かぼちゃ……1/4個 水……2カップ(400ml) 米粉……大さじ2 はちみつ……大さじ1(てんさい糖などでもOK) 塩……ふたつまみ(小さじ1/4程度) クコの実や松の実など(お好みで)……適量 <作り方> 1.かぼちゃは種とワタを取り、一口サイズに切る。鍋にかぼちゃと少量の水を入れて、柔らかくなるまで蒸し煮にする(5~10分程度)。 *皮の近くにβカロテンなどの栄養が多く含まれているので、今回は皮も一緒に使いました。きれいな橙色に仕上げたい場合は皮を剥いてください。 2.1に水と米粉、塩、はちみつを加えたら、ミキサーやブレンダーなどでなめらかになるまで攪拌(かくはん)する。 *非加熱のはちみつ(生はちみつ)を使う場合は、はちみつの効能を活かすため、仕上げ(火を止める直前)に加えるようにしてください。 3.鍋を火にかけて、木べらなどで混ぜながら温めて、好みのトロミになればOK(アクが出てきたらその都度取る)。 *米粉がダマになる場合がありますが、モチモチした食感も逆においしかったりします。あまり気にしなくても大丈夫。 ↑ 仕上げに、お好みでクコの実や松の実を添えればできあがり。 ミキサーなしで簡単に作る方法 かぼちゃ粥はミキサーを使わずに、手軽に作ることもできます。作り方の「2」の工程で、マッシャーやフォークの背などを使って潰すようにしましょう。 韓国かぼちゃ粥は離乳食にもおすすめ 韓国のかぼちゃ粥は、なめらかなペースト状になっているので、離乳食にもおすすめです。離乳食の進み具合によって、塩を入れるかどうかを判断してください。 *1歳未満の子どもにははちみつはNGです。はちみつを使わずに作って、かぼちゃ本来の味を楽しむようにしましょう。 韓国かぼちゃ粥で身体を温めて健やかに過ごそう 韓国の伝統的なお粥「かぼちゃ粥」には、気を補う作用や身体を温める作用があり、風邪予防にもおすすめです。 米粉を使えば簡単に作れるので、忙しい人にもおすすめです。 ▼ 旬の食材で心身を整えたいという方へ。期間限定で「養生ごはん無料動画講座」をプレゼントしています(体質チェックシートなど3大特典付き)。 1カ月でご登録100名以上!「食事を見直したい」という方は、下の画像をクリックしてぜひお受け取りくださいね。 かぼちゃを見つけたら、ぜひかぼちゃ粥を作ってみてくださいね。旬の食材・かぼちゃをおいしく食べて、身体の内側から健やかに過ごせますように。
病弱な幼少期を過ごすなかで、食養生に助けられて成長する。
薬膳と郷土料理、おばあちゃんの知恵の学びを深めて、2014年から「養生ふうど」として活動スタート。「食事で心身を整えて、自分らしく生きたい」という人を応援している。
カフェメニューの監修や健康食品のレシピ開発、ヨガや助産院とのコラボイベントのほか、メディアでの執筆多数。
国際薬膳師で、一児の母。趣味は旅とヨガ、ただボーッとするのも好き。