22歳で日本を飛び出した理由と渡欧記念日～どうやって今のわたしになったか？～渡欧物語vol.1

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健康美コンシェルジュ　森　ゆみこ
 
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表参道の裏道にも
黄色いモッコウバラが咲き始めました。
 
心地よい季節の到来ですね
 

👆表参道の裏道に咲くモッコウバラ。
 
 
そして、満月もやってきましたね。
 
満月といえば魔女ルージュ！！
 
彼女がやって来て、数日にわたり
ものごとの「本質」を語るのですが、
 
今回は、わたし森ゆみこがどういう経緯で
フランスとの縁ができ、
いまに至ったのか？？
 
そのお話を数回にわたって
させていただきま～す
 
 
【１９８９年　4/23　日本を飛び出したわたし】
 
 
毎年4/23はわたしにとって特別な日。
「渡欧記念日」と名付けています
 
 
今から35年前のこの日。
 
わたしは、母の猛反対を押し切って
日本を飛び出したの。
 
目的は、パリの料理・菓子学校に入るため。
 
わたしが大学したらごく普通に就職するもんだと
母は思っていたから
 
この突拍子もない「パリ留学」という
わたしの希望を聞き入れるわけがありません。
 
そういうわけで、
大学４年のころの半年近くは
毎日母娘のバトルの日々でした。
 
 
でも、わたしは遊び半分でパリに行きたい、と
言ったわけではなく
 
「食を一生の仕事にしたい」
という信念があってのことだったから
引き下がらず、、、
 
さすがの母も根負けし、
「１年だけ」ということで
許してくれたの。
 
 
大学の卒業式は1989年の3/25。
 
その日から１か月弱の4/23。
 
わたしは成田から出発し、
香港経由でロンドンへ。
 
あの時、母が私を手放してくれたおかげで
わたしと母の絆は深いものになりました。
 
 
渡欧記念日の昨日。
 
母に、なんであそこまで反対したのかを
聞いてみたところ
 
誰も知人のいない外国にやるなんて
ただただ心配だったから、
 
という答えでした。
 
 

👆今月のヘルシーフレンチレッスンより。
 
 
【パリへ行けなかった理由】
 
やっとの思いでパリ留学を許されたのに、
なんでわたしが向かった先がロンドンなのか？？
 
これにはとある事情が、、、
 
 
わたしが留学したかったパリの学校は
ル・コルドン・ブルー料理菓子学校といいます。
 
な・な・なんと、
この学校、その当時は
入学の条件が、「フランス語ができること」
だったのです。
 
今と違いインターネットなんて存在しません。
今ならこんなことはサクッと調べられるでしょ？
 
けど、あの頃は、それはできなくてね。
 
わたしの計画は、
まず猛反対の母という難関を崩し、
それから本屋さんで留学関連の本を探し、
その条件を読み、入学の手続きを郵送でして、
という段取り。
 
が、しかし、
その過程でその事実を知ったんです。
 
あれ？わたし、フランス語なんて
一言もしゃべれないよね？？？
 
もうショックでショックで、その本屋で、
膝から崩れ落ちそうになりましたよ。
 
 
でもようやく母から勝ち取った
「たった１年だけの留学許可」
 
これは絶対にあきらめきれないと感じ、
 
わたしがとった行動は、、、、
 
 

👆今月のヘルシーフレンチレッスンより。
 
 
【ロンドンへ向かった理由は？】
 
さあ、そこで「ロンドン」が
登場するんですよ！
 
どうしても留学をあきらめたく
なかったわたし。
 
必死に本を調べていたら
「ル・コルドン・ブルーはロンドンに分校がある」
というたった数行の情報を発見！！
 
フランス語は無理だけど英語ならできる
と思い、ロンドン校にアプライすることに。
 
けどね、冷静になって考えたら
「わたし、英語しゃべれたっけ？？」
 
英語は昔から大嫌いな科目。
実はまったくしゃべれませんよね？
って感じでした(笑)
 
でも、行きたい一心で、
「英語ならできる」
と思ったのよね～。
 
というか、あの時のわたしの中には
「留学しない自分」という選択肢は
なかった。
 
ただそれだけ。
 
 
もともとの希望だった
「パリ本校への留学」はこういうわけで
あきらめるしかなかったんだけど、
ロンドンへ飛んだのでした。
 
 
【英語を学ぶ目的の語学学校でわたしが得たことは？】
 
誰ひとり知人も頼れる人も
イギリスにいなかったわたし。
 
自分で生き抜くため最低限しゃべれる
ようにならないとまずいぞ、と思い、
 
真剣に英語を身に着けるため、
日本人留学生の多いロンドンは避け、
無名のド田舎の語学学校へ
まずは入ったんです。
 
そこで少ししゃべれるようになったら
ル・コルドンブルー料理菓子学校ロンドン校
へ入学する、という計画です。
 
選んだ先は、ドーバー海峡に面した
ケント州のラムズゲイトにある
小さな語学学校でした。
 
なぜ英国にあるものすごい数の
語学学校の中からこの無名の
おんぼろ語学学校を選んだのだろう、
と自分でもとても不思議ですが、
 
わたしはこの学校で思いもしない
大きなチャンスを得ることと
なったのです。
 
この学校で英語を身に着けるため、
まずは学内のテストを受け、
クラス分けの発表通り、初日にその指定された
クラスへ行きました。
 
わたしがそのクラスに行くと
すでに席がほぼ埋まっていて、
仕方なく空いてる席に着いたの。
 
そしたら右隣に座ってた大柄の鼻の高い
イケメン男子が
「君、どこの子？」と話しかけてきた。
 
彼はフランス人。
名はパトリス・ポワチエ。
 
この人物こそがその数か月後に
わたしに大きなチャンスを
与えることとなった人だったのです！
 

👆表参道の人気のお店。
 
 
【パトリスに怒鳴られて】
 
パトリスと会った直後、
「何でユミコはイギリスに来たの？」
って聞かれ、
 
ほんとはパリに行きたかったのに、
フランス語ができないから
ロンドンでフランス料理を
学ぶことになった経緯を伝えました。
 
 
すると彼は
 
「ちょっと！！冗談じゃないよ！！
それ信じられない。
フランス料理をこのイギリスで学ぶだって！！？？
邪道、邪道。やめてくれ！」
 
すごい勢いで怒鳴られたのよ。。。涙
 
 
そうだよね。
わたしだっけ行けるもんならあなたの国
フランスに行って学びたいんだよ！
 
と訴えました。
 
あとから分かったことですが、
この語学学校にはこの時期に
フランス人はたった２～３人
しかいなかったんです。
 
フランス人と隣の席になったのも
すごい確率。
 
 
しかもですよ、
このパトリスはAir France を受験中で、
その最終試験で英語が必要だったから、
たった３週間だけこの語学学校に来てたの。
 
 
でね、
「ぼくはすぐフランスに帰るから、
ユミコが本気でパリで勉強したければ
一度訪ねておいで！」
 
と言い残し、帰国。
 
 
さあ、どうするユミコ？！
 
それからどうしたかは
また後日書きますね。
 
A plus,Yumiko
 
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